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2009.04.06 Monday | - | - | -
望ム feat. FUSION CORE, MELLOW DOWN (SU)

望ム feat. FUSION CORE, MELLOW DOWN (SU)
収録作品: ライム・ダーツ

なんと11月以来の更新です。いやほんますいません。遅筆とかそんな三浦健太郎チックなものじゃなく単なる怠惰の結果です。編集長に注意されたのに全然書かないという完全に手遅れな子。

今回紹介するのは今じゃ考えられない組み合わせという点で、このコラム開始当初から外すわけにはいかないだろとずっと思っていた曲なんですが、その前にこの曲が収録されている「ライム・ダーツ」を少しだけ紹介。OZRO名義での初作品ですが、1529円で5曲収録というなんか中途半端感が漂う値段設定も吹き飛ばすくらい中身がムッチリ詰まった充実作です。

初々しいSAME TITLEナンバーを始め、当時の「アングラとはなんたるか」を見事に一曲に収めきった良曲「絶望の市場」、ZEEBRAとの「狩人の唄」のクリーンバージョンにあたる「∞∞∞∞ (skit)」、Sugar SoulとZEEBRAの「今すぐ欲しい」をOZRO流に改変した「砂漠の湿地帯」。そしてラストに控えるのがFUSION COREと現RIP SLYMEのSUの競演というとんでもない組み合わせを実現してしまった、この「望ム」。Mr.Pow→IQ→SU→MACCHOなんてマイクリレーがもう一度実現する可能性なんてほぼゼロに近いでしょう。

8ビートの中に更に16ビートを組み込み、不穏な上ネタを加えたNOZOMUのトラックはテクニカルで荒んだアングラ感を作り出す。(というかこの頃のトラックって本当こういう雰囲気好きだよね。)その上で矢継ぎ早に4人のマイクリレーが展開されていくわけですが、Mr.PowとSUが誰かわからないほど声が若かったり、後にサクラサクに使われることになるIQのリリックが飛び出したり、と組み合わせの妙も含め事後的に楽しめる要素が満載の曲です。単純に曲のみを客観的に評価するとすれば安定感が他とはダンチなIQが最も目立つかな。

名曲といえるほどの曲ではありませんが、先ほども言ったように今聴くからこそ楽しみが何倍にもなる曲。こうして日本のHIPHOPが積み上げてきた20年は、「今」を目指すための消費エネルギーだったのではなく、必死に一歩一歩歩きしっかり刻んできた光跡だったことを実感できます。その光が色を変えて現代にも届く。きっとそれこそが「歴史」なんでしょう。スペシャルサンクス欄の名前にも注目。



文:遼
2008.01.22 Tuesday | 時代と理解を超える斯界 | comments(0) | -
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2009.04.06 Monday | - | - | -
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