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2009.04.06 Monday | - | - | -
SEEDAに始まる新たな広がり
-DeAの『Self-Expression』で注目を浴びた男が居る。今となっては日本語ラップシーンを牽引する存在とまでなったSEEDAである。バイリンガル特有の英語的な語感を持った素早いフロウは、それまでのバイリンガルラッパーとは毛色の違った個性を放っていた。そしてI-DeAとBACH LOGICというダブルプロデュースでリリースされた『GREEN』によって、それまでプロップスを得る事が出来なかったSEEDAの動きは大きく変わり始める。

SD JUNKSTAのDJ ISSOと共に企画された『CONCRETE GREEN』シリーズは、アーティストブログとして運営していた自身のブログと連動させ、全国からデモを募集。更には親しい身近の才能あるアーティストを多数参加させる事でストリートアルバムとしての価値を高め、ヘッズからの評判も上がり始める。この一連の動きは関東シーンを活性化させる要因ともなり、SEEDAを軸とした新たな才能の発掘に繋がり、その広がりは2007年になり一層強めている。

KREVAが日経エンタテイメント誌上で「お薦めの国内プロデューサー」として名を上げたBACH LOGICは勿論、全曲トータルプロデュースしたSEEDA『花と雨』を代表作として挙げられている。そのBACH LOGICを更に加速した存在として引き上げたのは、SEEDAであると僕は思っている。そして『CONCRETE GREEN』シリーズをきっかけに様々なアーティストが強い影響を受けている。SEEDAも所属していた(現在は脱退)SCARSのアルバムはBLAST AWARDS 2007においてベストアーティスト1位、ベストアルバム3位に位置づけている。記憶に新しいTVバラエティ『リンカーン』で美味しいところを掻っ攫ったbay4kもそのSCARSの一員だ。(ソロ作品を次々にリリース中)

更にはSEEDA周辺とも言えるべきアーティストのリリースが目立ち始めている。GEEK、SD JUNKSTAからNORIKIYO、TKCなど。年内にはSD JUNKSTAの他のメンバーのソロから、SD JUNKSTA本体のリリースも控えているらしい。そしてこれらの作品が次々に高い評価を得ている。僕自身も、最近聴いた作品の中でNORIKIYOとTKCのソロアルバムは、これまでの日本語ラップの流れからは少し逸脱した素晴らしい個性を感じた。

それはSEEDAにも共通する過去の経験を、前向きに溶かしたリリックの数々であったり、BACH LOGICのトラックを主軸に配置したアルバム構成など、総じてクオリティが非常に高い。これは結果論であり、現時点でまだまだ途中段階であると睨んではいるが、10月リリース予定のSEEDA『街風』におけるBOSS THE MC、KREVAといった早々たる面子とのコラボレーション。更にはメジャーリリースの意義と意味を「より多くの人に届ける」という高い意識の上で行ったSEEDAの広い視野での動きが新たな影響を生むのでないのかと、非常にわくわくしている。去年同様に、今年も彼ら中心となってシーンを掻き回す。そんな絵を思い浮かべるだけで、"日本語ラップシーンの未来"という名の炎がメラメラと燃え上がる気がしてならない。あー楽しみだ。


文:ヨウヘイ
2007.09.17 Monday | ハレンチ☆日本語ラップ学園 | comments(0) | -
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2009.04.06 Monday | - | - | -
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